B型肝炎のワクチンを打てば、感染する心配はないのか。
感染予防
ご相談者: B型肝炎の患者さん
A1回答1
B型肝炎ワクチンの感染予防効果については、通常(0, 1か月目、6か月目)の3回接種によって、90-95%の方で、感染を予防する抗体が体の中で作られます。抗体の価として10mIU/ml以上の価を示した人を抗体陽性と判定します。一度、抗体が陽性になると、その後抗体が陰性(10mIU/ml未満)となっても感染予防効果は15年間は持続すると言われています。
3回のHBワクチン投与により抗体が陽性となった方でも、その予防効果は100%ではなく95%前後と考えられます。抗体陽性となった方でも約5%の方では感染を防ぐことができないと考えられます。