肝炎コラム

当研究についてご紹介します。

令和4年度第1回公開シンポジウムを開催しました

2022.08.30

8月20日(土)13時から名古屋市内で「肝炎患者のおかれた状況について考える公開シンポジウム」を開催しました。患者さんやそのご家族、医療従事者、一般市民の方々26名に参加いただきました。

シンポジウムに参加された方の感想を本人の承諾を得てご紹介します。

このシンポジウムは、他都市開催についても参加させて頂いていますが、毎回、事例が異なり参考になります。裏を返せば、それだけ差別偏見がはびこっている事であり、全国的に開催して、認知度を上げて頂きたいと思います。

偏見差別については、無知によるところが大きいと思われ、解決のためには義務教育レベルからの教育の必要があると思われる。
標準予防策と、医療者の忌避感はレベルが違うという発言があったが、標準予防策の教育を受けた若いドクターの方が心理的抵抗が少ない傾向にあるのであれば、両者を切り分けて考えるべきではなく、やはり標準予防策の必要性と意義を全世代の歯科医に伝えていくべきと思われた。

歯科で偏見・差別が起こるのは大部分が標準予防策が出来ていないからだと思います。ただその標準予防策を実施する為には、それ相当の設備投資が必要なのも理解できます。よって診療報酬等の問題も含め歯科の病院や医院に於いても経営に重点を置いた考え方も必須になって来るのではないでしょうか。勿論、患者の生命と利益(医学と経営学)の両立を考えなければならない職務になってくるとは思いますが。

肝炎ウイルス感染者の偏見差別ですが、広くすべての人に正しい知識を、となると大変というか無理がありますが、患者が相手(医療者含)に正しく説明できることも大切だと思います。『知らないだけ』の人達なら、「へー、そうなんだね」で終わるし、結局自分を守ることにつながることも多い気もします。

クリニックにて、院内での薬を出す際(薬の説明をされる際)、B型肝炎と大きな声での説明をされる場合があります。

今回初めて参加させて頂きました。差別、偏見は減少しつつあるが、まだまだ存在する事が良く理解できました。医療関係者だけでなく、一般の人にも理解が深まる事を期待します。

大変勉強になりました。安心もしましたし、方向性もみつけられました。ありがとうございました。

シンポジウムは東京で一度参加しました。医療関係者での偏見を大きく感じていましたのでぜひ医療従事者に広めて欲しいと思います。
色んな場所で偏見・差別を受けている人がいる中、私も歯医者で問診票に書く項目があり、とても嫌な思いをした事もありました。それからは一切書かない事にしています。

抗体・抗原についてくわしい説明を頂きました。是非、多くのドクターの先生方にも理解されるようになれば良いと思います。
薬局でのプライバシーについて、取り上げられました。私は長く調剤薬局で薬剤師をしてきましたが、大変重く受けとめています。最近では一人ずつのブースを備えた薬局も増えてきていますが、施設環境整備にも努めたいと思います。

SVRを証明する物(カード、診断書)がもっと広がって欲しい。
偏見差別を解消する為には、社会が変わる必要があることはもちろんだが、患者自身も変わる(病気について正しい知識を持ったり)ことも大事かなと。(やさしい事ではありませんが)理解してくれる人も必ずいます。
このようなシンポジウムが、一人で悩まれている患者さんに広く届いて欲しいと思います。

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