研究班紹介

当研究についてご紹介します。

ご挨拶

肝炎対策基本指針には、肝炎患者等に対する偏見や差別を解消するためには、肝炎についての正しい知識を普及し、肝炎患者等の人権を尊重するためにはどのようにふるまうべきかを考え、学ぶことが重要であると明記されています。令和5年度から『様々な生活の場における肝炎ウイルス感染者の人権への望ましい配慮に関する研究』班(研究代表者:八橋弘)がスタートしました。

私たちの研究班は、医師、患者、弁護士、マスコミ関係者で班員を構成し、肝炎患者の差別偏見の問題を明らかにするとともに、この問題で困っている肝炎患者をサポートする方法などを模索してきました。その結果、肝炎患者には差別偏見の問題が現在も多く存在し、これを解消する為には、肝炎という病気、その感染経路や感染リスクなどについて、多くの一般市民のみならず医療従事者にも正しく知っていただく必要があり、また肝炎患者が差別偏見の問題について気軽に相談ができる仕組みを作ることが必要であると考えました。

また肝炎患者への差別偏見の問題を具体的に解消する方法のひとつとしてホームページを立ち上げました。このホームページでは、クイズ形式でウイルス肝炎の理解を深めるプログラムを作成するとともに、実際に肝炎患者さんから寄せされた相談に対して、その解決方法として班員が考えたコメントを参照できるようにしています。肝炎患者さんだけでなく、一般の方々、学生や医療従事者の方々などの多くの方に、このホームページにアクセスしていただきたいと思います。「肝炎という感染症を正しく知ること」により肝炎患者さんが安心して暮らせるような世の中に一歩でも近づくことを願っています。

研究組織

研究代表者 八橋 弘 国立病院機構長崎医療センター名誉院長/長崎県病院企業団企業長
研究分担者 四柳 宏 東京大学医科学研究所 教授
米澤 敦子 東京肝臓友の会 事務局長
中島 康之 全国B型肝炎訴訟大阪弁護団 弁護士
梁井 朱美 全国B型肝炎訴訟九州原告団
及川 綾子 薬害肝炎全国原告団
浅井 文和 日本医学ジャーナリスト協会 会長
磯田 広史 佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター 助教

沿革

  1. 平成23年度から3年間、龍岡資晃元学習院教授による「肝炎ウイルス感染者に対する偏見や差別の実態を把握し、その被害の防止のためのガイドラインを作成するための研究」班が組織され研究が実施されました。
  2. 平成28年には肝炎対策基本指針の改定が行われ、肝炎患者等に対する不当な差別や、それに伴う肝炎患者等の精神的な負担が生じることのないよう、正しい知識を身に付け、適切な対応に努めることなどが明記されました。
  3. 平成29年度から3年間は、「肝炎ウイルス感染者の偏見や差別による被害防止への効果的な手法の確立に関する研究」班が組織され研究が実施されました。
  4. 令和2年度から「ソーシャルメディア等を活用した肝炎ウイルス感染者の偏見差別の解消を目指した研究」(研究代表者:八橋弘)班が組織され研究が実施されました。
  5. 令和5年度から『様々な生活の場における肝炎ウイルス感染者の人権への望ましい配慮に関する研究』班(研究代表者:八橋弘)班が発足しました。
このサイトは「様々な生活の場における肝炎ウイルス感染者の人権への望ましい配慮に関する研究」の研究班により運営されています